抗不安薬の第一の選択・デパス(エチゾラム)について

デパス(エチゾラム)とは

先発薬である「デパス」はなんと国産(田辺三菱製薬)でエチゾラム製剤として大変多くのジェネリック(後発薬)が発売されています。

チエノジアゼピン系の抗不安薬(緩和精神安定薬)で、作用的には、ベンゾジアゼピン系とほぼ同じでベンゾジアゼピン系に分類されることもあります。

抗不安、催眠・鎮静などに関わる脳内のベンゾジアゼピン(BZD)受容体を刺激して脳の興奮を沈め緊張や不安を和らげる効果があります。
また、それに付随して筋弛緩作用や誘眠にも効果があり、肩こりや緊張性頭痛、不眠にも処方されます。

日本での適応症状は、

・神経症・心身症・うつ病においての不安・緊張・睡眠障害
・統合失調症における睡眠障害
・神経症・心身症における軽度のうつ
・頸椎症、腰痛症、筋収縮性頭痛

この適応症状の多さと薬の効果発現の早さ等から、多くの病院で抗不安や不眠に対して第一の選択として処方されています。
またその一方でその半減期の短さから漫然とした使用による薬物依存も懸念されています。

デパス・ジェネリック|エチゾラム
【デパス】写真はジェネリック/エチゾラム0.5mg「JG」

デパスの効果と持続時間

このエチゾラムはとにかく即効性のある、切れ味の良い薬です。
服用後15~30分後に抗不安効果が現れ、その後4~6時間効果が持続します。
※服用期間・服用量、耐性の度合いによってかなりの差異が生まれます。

焦りや動悸、精神的な不快感など抗不安作用も抜群に強いのですが、筋弛緩作用も強いお薬なので筋肉や血管のこわばりからくる緊張性頭痛や肩こりなどにも効果を発揮します。

また催眠作用も強いお薬なので寝る前の睡眠薬(睡眠導入剤)としても処方されることもあります。

持続時間について

エチゾラムは「超短時間」型の抗不安薬です。
最高血中濃度到達時間が3時間、半減期が6時間となっていて、
つまり薬を飲んでから3時間かけて血中の濃度がピークを迎え、6時間後にはその濃度が半分になるということです。

これはあくまで薬理的な数値で個人差も当然あり、服用量とその期間、耐性がどの程度あるかなどによって変化します。

初めて服用する人や頓服でたまに飲む人などは服用直後から眠気や軽い酩酊感などが現れ気分がリラックスし不安を和らげる効果が得られるでしょう。
また効果の持続時間も4~5時間といったところだと思います。